本日は診療の後、歯科衛生士勉強会を行いました。久しぶりの全員会でした。
内容はKKキュレット。。。ではなくキュレットKKタイプについて。
ハンドリングとシャープニングのおさらいをしました。
日本人の歯と歯肉に適した構造のキュレットKKタイプ。。。臨床のスキルも上がることでしょう!
明日から新キュレットでの実践となります。
さて、いいの歯科医院は開業15年目をむかえています。
その間、歯周病専門医として歯周病に関連した書籍を出版したり、講演や取材を受けたりしておりますが、HPやブログでは歯周病に関してのコメントを掲載しておりませんでした。
そこで今回からいいの歯科医院が歯周病に対して取り組んでいる姿勢や診療内容をご紹介し、歯周病への正しい知識を身に付け今後の参考にして頂きたくご紹介したいと思います。
最初に、歯周病とはどの様な病気なのでしょう?
歯周病は歯茎が腫れたり、歯磨き時に出血したり、膿がでたり、いやな臭いがしたり・・・など様々な症状がありますが、最も特徴的な症状は歯を支えている骨が溶けることです。
成人の8割以上の方が罹患しているとされています。
その昔、歯周病は歯槽膿漏と呼ばれていました。歯槽膿漏とは歯周病の症状です。
歯が植わっている骨(歯槽)が、うんで(膿)、無くなる(漏)ので病名にもなっていたのでしょう。
また、昭和30年代には日本歯槽膿漏学会(現:日本歯周病学会)も発足しました。
私は昭和40年生まれなので発足時の事は全く知りませんが、お話は恩師の川崎仁先生からお聞きしています。
当時歯科界でも日本歯槽膿漏学会を「治らない病気を勉強している歯科医師の集まり」と捉えられており、歯槽膿漏は治らないのだからさっさと抜歯してブリッジや入れ歯で補う治療を施せばいいのに・・・。と言われていたそうです。
その様な歯周病も今では治らない病気ではなくなっています。
歯周病を治すためには歯周病をきちんと理解することが大切です。
では、歯周病の原因は何でしょう?
次回につづく・・・
写真は昨年に増設されたキャビネット。