インプラント周囲炎

   夏休みに入りました。

オリンピックの盛り上がりで寝不足な方も多いかと思います。

暑さ厳しい日々が続いております。体調を壊さない様、ご注意下さい。

 

 

 

忙しい毎日の院長。最近疲れがちかな。。。

院内・院外色々と活動しているのですが、ブログの更新も滞り気味です。

ひとつ齢を重ねたことも響いているのでしょうか。

 

 

 

 

 

いいの歯科医院を新たに受診頂く患者さんも増えています。大変ありがたいことです。

歯周病に関する相談が多いですが、このところインプラント周囲炎の相談も増えています。

インプラントを埋入した医院でメインテナンスを受けていたのですが、インプラント周囲歯肉の腫れや出血症状が出現したにも関わらず、その対応が不満であると言う訴えが多くをしめます。

理由としてメインテナンスの受診が少ない。と言われた患者さんもあります。

 

インプラント周囲炎はメインテナンス受診をしないと発症するのでしょうか?

 

 

 

 一方、歯周病で歯が抜けたにも関わらず歯周病の治療は全く行わず、自分はインプラント専門医なのでインプラント治療が終った後、歯周病専門医を受診する様にと言われた方もいました。

 

日本にインプラント専門医は存在しませんから。。。

 

 

 

 

いいの歯科医院でインプラント周囲炎を患ってしまう患者さんはゼロではありませんが、ほとんどいないと言えます。

理由はインプラントを受診した患者さんのホームケアのレベルが高いからです。

 

 

インプラント周囲炎はメインテナンスを受診しないから発症するのではありません。

病因をひとつには絞れませんが、多くはホームケアが不十分な方に発症します。

ホームケアは歯周病治療の歯磨きの遂行と言って過言ではありません。

それはインプラント周囲炎を患った部位からは歯周病菌が検出されるからです。

歯周病治療の歯磨きは、トレーニングされた歯科衛生士から指導を受けなければ身に付きません。

 

 

 

今後、世の中にインプラント周囲炎に悩む患者さんがあふれかえるのではないかと心配になります。

インプラント専門医が必要でしょうか?

インプラント専門医を設けることには反対しませんが、インプラントを埋入出来る歯科医師を認める様な単純なものではなく、インプラント周囲炎を発症させない専門医を輩出することが必要ではないかと思います。

そのためには、歯周病を専門とする歯科医師からインプラントに精通した専門医を育むことが理にかなった流ではないかと考えます。

 

 

 

 

 

写真は年一行事と化したゴルフ。

日本大学松戸歯学部牧村学部長を囲む牧村杯。

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