昨夜は歯考会の例会に参戦して参りました。
会場は代官山ENAスタジオ。
この会場は昨年度まで、日本臨床歯周病学会関東支部の会議や研修会を開催していました。
そのため毎週、、、いやいや毎日の様に訪れておりました。
今期の関東支部は会場が汐留に変ったため、代官山ENAスタジオへは歯考会の例会時のみの訪問となっています。
昨夜は前関東支部長の若林健史先生にもお会いしました。
相変わらずご多忙の若林先生でした。ご自愛下さい。
さて、昨夜の例会の演者のトップバッターは岡田先生。
上顎大臼歯部の根分岐部病変への対応を行った症例を発表しました。
なぜこの部位のみ顕著な歯周病に罹患したのかと、根分岐部病変への処置方針を決定する際には局所的因子にも配慮が必要です。
その二点を整理してまとめると、もっと良くなるでしょう。
因みに、現在私は某出版社からインプラントと歯周病がタイトルの書籍の執筆中です。
私は1コーナーを担当する分担執筆ですが、私のテーマは「根分岐部病変」です。
岡田先生、出版されたらぜひご一読下さい。(立ち読みはダメですよ!)
二番バッターは森先生。
私はⅡ級Ⅱ類のブラキオケースと診断しましたが、大八木会長はⅡ級のメジオケースと分析。
セファロの呈示がなかったため口腔内と顔貌所見及びパノラマX線写真での分析となりました。
みんなが描く症例をあーでもない、こーでもないとディスカッションするがいいですねー。楽しかったです。
森先生、大八木先生・川口先生のコメントを大切にもう少し時間をかけて症例を観察してはどうでしょう。
患者さんのモチベーションが下がらない様に注意して下さいね。
最後の演者は歯科技工士の津久井さん。
二ケイ酸リチウムガラス含有セラミックスクラウンの臨床への応用について。
会員には某メーカーの研究室に勤務するH氏が参加していたため、多くの理工学的な質問が集中しました。
メタルレスであると言う理由だけで安易に飛びつかず、数あるセラミック系修復材料の中で、この材料を臨床上どこに位置づけるかの判断をしてほしいと思いました。
津久井さん、ご苦労様。またH氏も有難うございました。
歯科医師の会員が大半を占める中で、有意義なプレゼンと貴重なコメントでした。大変勉強になりました。