院長のむし歯予防講座3

今日は吉報があります。

いいの歯科医院に勤務している岡田先生がパパになりました!

男の子が今週の月曜日に元気に産まれました!!

母子ともに健康です!!!

 

岡田先生、おめでとう。

これからは親父としても頑張らないとね。

 

 

では、院長のむし歯予防講座その3です。

歯の表面にこびりつく微生物の中でもむし歯の原因となるのはミュータント・ストレプトコッカス菌です。

このむし歯菌はお母さん、お父さんのお口から感染します。

このお話をすると「では子供たちにチューをしたり、スプーンを共有しない方がいいのでしょうか?」

と言うご質問を多く受けます。

 

それは違うと思います。

お子さんとチューをするなどのスキンシップは健全な心身の育成には不可欠です。

私が申したいのは「お父さん・お母さんのお口を、むし歯になりにくい環境となる努力をしてください。」

と言うことです。

 

むし歯が多い方は、むし歯菌の中でも悪玉菌が蔓延っています。

いったん悪玉菌の環境が出来てしまうと、中々善玉菌環境には戻りません。

しかし残念なことに、むし歯菌のほとんどはお母さんのお口から感染しています。(お母さんとお子さんのむし歯菌のDNAが同じであることがわかっています。)

 

 

また、むし歯になりやすい方のほとんどは、砂糖の摂取回数が多いと言えます。

甘い食べ物(飲み物)が大好きな方は、お子さんにも甘い食べ物(飲み物)を与える危険性が高く、特に注意が必要です。

悪玉菌が優勢な方は管理と検診および砂糖の摂取制限を徹底することとなります。

むし歯予防は「歯磨き」も大切ですが、「シュガーコントロール(砂糖の摂取制限)」が最も重要なのです。

 

なぜむし歯予防にシュガーコントロールが有効なのか、その理由は次回・・・。

 

 

写真はいいの歯科医院の診察室からの中庭②

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